Polaris（ポラリス）のCDジャケットでもお馴染みの画家、ムラタ有子の初期から最近作までを集めた初めての画集。ムラタは、観光写真や図鑑、動物園のパンフレットなどにある無人の風景や動物を独特のタッチと色彩で描き、ポスト奈良美智世代のアーティストとして近年注目を集めています。彼女の描く風景はどこでもない場所を探してさまよう旅の途中の風景。そして動物たちは旅の途中で出逢うよそよそしい住人たち。そんな仮説から編まれた本書は、架空の旅の本でもあります。