2024年10月9日のNHK「あさイチ」で野菜ソムリエの牛原琴愛さんが紹介した「ちょうみりんご」は、リンゴの自然な甘みと酸味を生かしたシンプルな万能調味料です。しょうが焼きや角煮、炒め物など、甘みが欲しい料理にちょい足しするだけで、一気に風味がアップ!みりんとリンゴの相性が抜群で、普段の料理がさらに美味しくなります。冷蔵庫で保存すれば、1週間程度もち、さまざまな料理に活用できます。
材料(4人分)
- リンゴ:1個
- みりん:大さじ5
作り方
- リンゴを下ごしらえする
リンゴはよく洗い、芯を除いて皮つきのまま8等分のくし切りにします。皮ごと加熱することで、リンゴの栄養や風味が引き立ちます。 - リンゴを電子レンジで加熱
耐熱皿にくし切りにしたリンゴを並べ、ふんわりとラップをかけます。電子レンジ(600W)で3~4分加熱し、そのまま粗熱を取ります。加熱が適切かどうかは、指で押してつぶれるくらいの柔らかさが目安です。 - リンゴの皮を取り除く
粗熱が取れたリンゴは、ナイフやスプーンを使って皮を除きます。ただし、皮に栄養や旨味がたっぷり含まれているため、皮ギリギリの部分までしっかりと取り除くのがポイントです。 - リンゴを潰す
フォークの背などを使って、リンゴをしっかりと潰します。なめらかなペースト状になるまで潰すことで、みりんとの馴染みが良くなります。 - みりんを加えて再度加熱
潰したリンゴにみりん大さじ5をかけて、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で2~3分加熱します。この加熱でリンゴとみりんの味がしっかりと馴染み、コクのある調味料に仕上がります。 - 冷蔵庫で保存
粗熱が取れたら清潔な容器に移し、冷蔵庫で保存します。保存期間は1週間から10日ほど。必要な分だけ取り出して使い、毎日の料理のアクセントに役立てましょう。
美味しく仕上げるためのポイント
- 皮の栄養と風味を活かす
リンゴの皮にはビタミンやポリフェノールといった栄養が豊富に含まれており、旨味成分もたっぷりです。皮を取り除く際は、皮のギリギリの部分までしっかりとそぎ落とすことで、ちょうみりんごに栄養がしっかりと残ります。 - 加熱のタイミングを見極める
リンゴの加熱時間は電子レンジの機種によって異なることがあるため、指で押してつぶれる柔らかさが目安です。加熱しすぎるとべちゃっとした食感になるため、加熱時間に気をつけながら様子を見ましょう。 - 保存方法と使い方
作ったちょうみりんごは、清潔な密閉容器に入れて冷蔵保存。1週間を目安に使い切ると良いでしょう。量が多ければ小分けにして冷凍するのもおすすめです。
さまざまな料理への活用方法
- しょうが焼き
豚肉のしょうが焼きにちょうみりんごを加えると、リンゴの酸味と甘みが肉の旨味を引き出し、普段のしょうが焼きがまろやかでコクのある味わいになります。 - 角煮
豚の角煮にプラスすることで、リンゴの自然な甘さが脂っこさを軽減し、風味豊かでさっぱりとした角煮に仕上がります。 - 炒め物
野菜炒めや鶏肉の炒め物に加えると、リンゴの酸味が加わり、味わいがさらに深まります。甘辛い味付けとの相性が抜群で、特に豚肉や鶏肉との組み合わせがおすすめです。 - ドレッシングのベースに
ちょうみりんごをドレッシングに活用することで、フルーティな風味が加わり、サラダが華やかな味わいに。オリーブオイルや酢と合わせてサラダドレッシングとしても使えます。 - 和え物やソースとしても
白和えや酢の物、または魚料理のソースに加えても風味が引き立ちます。魚介の臭みを消し、さわやかな仕上がりになるので、おもてなし料理にもぴったりです。
ちょうみりんごの魅力
リンゴの酸味と甘みが凝縮された「ちょうみりんご」は、ほんのひとさじ加えるだけで、料理の味がぐっと引き立つ万能調味料です。家庭で簡単に作れる上、自然な甘さで添加物を使わずに味に深みを加えられるため、健康志向の方にもぴったり。毎日の食卓に取り入れて、手軽にプロの味を楽しんでみましょう。