フジテレビ系【ノンストップ】の「今すぐできるランクアップキッチン」にて、スペイン料理「サル・イ・アモール」のシェフ、前田庸光さんが2024年8月21日に紹介した「ミックスパエリア」のレシピをご紹介します。シーフードとチキンの旨味を活かし、アサリの蒸し汁を使って風味豊かなパエリアに仕上げる一品です。
「ミックスパエリア」は、シーフードと鶏肉を組み合わせた豪華で満足感のある料理です。前田庸光さんが教えるこのレシピでは、米を洗わずに炒め、アサリの蒸し汁で旨味を引き出すことで、風味豊かな仕上がりになります。さらに、具材が美しく並べられたビジュアルも楽しめる、まさにランチやディナーにぴったりな一皿です。
ミックスパエリアの材料(4人分・直径28cmのフライパン1台分)
- 鶏モモ肉:1枚
- アサリ(殻付き・砂抜きする):8個
- イカ(正味100g)
- ズッキーニ:4cm
- パプリカ(赤):1/4個(約30g)
- 米(洗わない):1.5合(225g)
- オリーブオイル:大さじ1と1/2強
- 白ワイン:1/4カップ
A(スープ用調味料)
- 固形コンソメスープの素:1個
- 水:2と1/2カップ
- 塩:小さじ1弱(約4g)
- パプリカパウダー:大さじ1/2(約4g)
- トマトケチャップ:20g
- レモン(くし形切り・お好みで):適量
ミックスパエリアの作り方・レシピ
- 下準備
まず、鶏肉は4等分に切り、塩をふります。イカはひと口大に切り、ズッキーニは1cm厚さの輪切りにし、4切れ用意します。パプリカはヘタと種を取り除き、1.5cm角に切ります。 - 米の準備
ボウルに米を入れ、オリーブオイル大さじ1/2を加えてよくなじませます。これにより、米がパエリアらしい風味を持ちます。 - アサリの蒸し汁を準備
小鍋にアサリを入れ、白ワインを注ぎます。フタをして加熱し、アサリの口が開いたら取り出し、蒸し汁をそのまま使います。蒸し汁にはAの固形コンソメスープの素、水、塩を加えて煮立て、スープを作ります。このスープがパエリアの風味を決める重要な部分です。ポイント
アサリの蒸し汁を使うことで、うま味がしっかりと米に染み込み、さらに深みが増します。 - フライパンで具材を焼く
フライパンにオリーブオイル大さじ1強を熱し、鶏肉を皮目を下にして並べ、あいたスペースにズッキーニを並べます。一緒に焼き、鶏肉の皮目がカリッとしたら裏返し、ズッキーニも両面焼いて取り出します。 - パエリアの炒め
フライパンの火を止めてから、パプリカパウダーを加えてよく混ぜ、イカを加えて強火で炒めます。続いて、ケチャップを加えてなじませます。 - 米を炒める
先ほど準備した米をフライパンに加え、強火で軽く炒めます。米が油を吸い込み、少し色づいてきたら、準備したスープを均等に加えます。 - 具材を並べて煮る
スープが沸騰したら、パプリカ、鶏肉、ズッキーニ、アサリをフライパンに並べ、強めの中火で8分間加熱します。その後、弱火にしてさらに7分間加熱します。ポイント
水分をしっかり飛ばし、香ばしいお焦げを作ることで、パエリアらしい味わいが生まれます。 - 仕上げ
最後に強火で加熱し、お焦げを作り、香りが立ったら完成です。お好みでレモンを添えて、さっぱりとした味わいを楽しみましょう。
料理のポイント
- アサリの蒸し汁を活用
アサリの蒸し汁を使うことで、パエリアに深い海の香りと旨味が加わります。このスープがパエリアの味の決め手です。 - 米は洗わない
米を洗わずにそのまま炒めることで、米にオイルがしっかりと絡み、香ばしく仕上がります。これにより、パエリアの特徴的な食感と風味が生まれます。 - お焦げを作る
最後に強火で加熱してお焦げを作ることで、パエリアならではの香ばしさが引き出されます。焦げた部分の香りが食欲をそそります。
まとめ
「ミックスパエリア」は、シーフードの旨味と鶏肉のジューシーさが一体となり、トマトケチャップやパプリカパウダーの風味が全体を引き締めた絶品料理です。アサリの蒸し汁を活かしたスープで、米一粒一粒に旨味がしっかりと染み込んでおり、一度食べればやみつきになる美味しさです。レモンを添えて、さっぱりとしたアクセントを加えることで、さらに食欲を引き立てます。
このレシピは、家族や友人との集まりにもぴったり。パエリアの華やかな見た目と、バランスの取れた味わいが、みんなを笑顔にしてくれること間違いなしです。