ドラクエ3リメイクが話題 旅人の宿屋がいちばん好きな理由について考察

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ドラクエ3リメイクが話題 旅人の宿屋がいちばん好きな理由について考察

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はじめに:宿屋に心奪われた理由

『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のリメイク版をプレイし、再び感じたあの懐かしさと興奮。その中でも、特に強く心に残る場所が「宿屋」でした。

宿屋と言っても、ただの回復場所と思うなかれ。冒険者にとって、宿屋はただの宿泊施設ではなく、ゲーム全体の中でも重要な役割を果たしているのです。今回は「宿屋」について深掘りしてみようと思います。なぜ私はすべてのドラクエの世界の中で、宿屋が最も好きなのでしょうか?

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1. 瀕死の状態で宿屋に泊まる魔法のような回復

『ドラゴンクエストIII』では、冒険の途中で戦闘で瀕死状態になったり、全滅してしまうことがよくあります。しかし、死んでしまったキャラクターを完全に復活させる手段が限られている中で、宿屋に泊まるだけで全快するというシステムは、まさに魔法のような救済措置でした。

宿屋に泊まることによって、すべてのキャラクターのHPやMPが回復するだけでなく、戦闘で消耗した体力が瞬時に戻り、再び冒険に出かけるための準備が整うのです。

「なぜ宿泊するだけど全快するのか」

そんなメタ満載のツッコミなんて薄ら寒いと思えるほど、ドラクエの世界での宿屋は最高なのです。

瀕死の状態で、最後の力を振り絞って宿屋にたどり着く瞬間の安堵感。

い、生きてる!生を実感できるのが、死にかけの状態で宿屋に泊まることなのです。

特に、自分のレベルに見合わない恐ろしいモンスターがうようよいる場所、そんな計画性もない無謀な冒険者にとって
宿屋は生命線なのです。

宿屋で寝ることで、その疲れた体と心がリセットされ、次の冒険へと導いてくれる感覚は、他のどんなゲームにもない特別な感動をもたらしました。これは単なる回復ではなく、心の中で「よし、もう一度戦おう」と決意を新たにさせる力が宿屋にはあります。


2. 当時の「死」の意味の重さと宿屋の重要性

『ドラゴンクエストIII』のようなゲームでは、キャラクターが死ぬことは単なる失敗では済みませんでした。キャラクターが倒されることで、経験値やゴールドを失ったり、復活の呪文やアイテムを使わなければならなかったりと、大きな損失を被ることが多かったのです。

今ではオートセーブやチェックポイントが普及し、ゲームオーバーのリスクが少なくなった現代ですが、当時はセーブポイントや復活の手段が限られており、キャラクターが死んでしまうことが本当の「死」に直結していたのです。

そのため、宿屋に泊まることは、冒険者にとって最大のリセットボタンであり、失われたものを取り戻すための唯一の手段でした。死んだキャラクターが復活するためには、通常高額な金額や貴重なアイテムを使わなければならなかったため、宿屋で回復することは、戦略的にも非常に重要な意味を持っていたのです。


3. 宿屋の音楽:心を癒す魔法のメロディ

宿屋の音楽は、どんなに疲れた冒険者でも心を落ち着かせ、安らぎを与えてくれるものでした。宿屋の扉を開け、音楽が流れ始めると、瞬時に「帰ってきた」という安心感が広がります。このメロディーは、冒険の緊張感を解きほぐし、プレイヤーにとっての「休息」を意味していました。

宿屋の音楽は、シンプルでありながらも、どこか懐かしく、心に深く響きます。あの音楽が流れた瞬間に、プレイヤーは無意識のうちにホッと息をつき、次の冒険への準備を整え始めるのです。リメイク版でも、この音楽はそのまま引き継がれ、プレイヤーに懐かしい感情を呼び起こします。宿屋の音楽は、ゲームの世界だけでなく、私たちの心にも深く刻まれた「癒しのメロディ」なのです。


4. 魔王を倒さず、宿屋のある村でぐるぐるする快感

『ドラゴンクエストIII』では、魔王を倒すことが大きな目的でありながら、実は魔王に挑む前に、周辺の村で経験値やゴールドを稼ぐことも楽しみの一つでした。宿屋のある村で、敵を倒し、宿屋で回復し、再び冒険に出かける。

その繰り返しは、まるで「冒険者の生活」の一部のようで、プレイヤーにとっては非常に心地よいルーチンになったのです。

欲しい武器があるが、今もってる武器、防具を売ってもあと5000ゴールド足りない。

では、この街の周辺で、モンスターを対峙してお金を溜めよう。

まるで生活じゃないですか。

魔王に挑まずとも、宿屋のある村を拠点にして何度も冒険し続けることができ、その過程でキャラクターが成長していく様子は、非常に充実感を感じさせました。強敵を倒し、宿屋で回復しながら次々と挑戦する。リメイク版でも、この「ぐるぐる感」は再現されており、つい長時間プレイしてしまう快感を生み出してくれます。


5. 死にかけの状態で町にたどりつき、宿屋で寝る快楽

最後に、死にかけの状態で町にたどりつき、宿屋で寝る瞬間の快感を忘れることはできません。

ゲーム内で全滅の危機に瀕し、ようやく町に戻ったその瞬間。宿屋の扉を開けたとき、まるで「助かった!」という気分になり、その瞬間に全ての疲れや緊張が解けるのです。

宿屋で寝ることが、単なる回復の手段を超えた、プレイヤーにとっての一つの大きな「安堵」の瞬間として描かれています。

「宿屋で寝ること=次の冒険への一歩」という心の準備ができる、その瞬間がプレイヤーにとって何よりも嬉しいひとときなのです。

亡くなった鳥山明がキャラクターデザインしたことは、ドラクエが大ヒットした要因ではありますが、伝説の漫画ドラゴンボールの中でも
瀕死の状態から復活することで戦闘力が爆上がりするシーンは描かれています。

ドラゴンボールの仙豆と、ドラゴンクエストの宿屋は同じ

そんな理論も提唱したいと思います。


6. 宿屋の魅力を再発見したリメイク版

リメイク版で再び宿屋の魅力を感じながら、昔ながらの「冒険の味」を楽しんでいると、当時の思い出が蘇ります。宿屋で寝ること、回復すること、それ自体が一つの大きな楽しみであり、ドラクエIIIの魅力そのものであることを再認識させてくれました。

宿屋は単なる「回復場所」ではなく、冒険の疲れを癒し、次の冒険へと導いてくれる大切な場所。それが、私がすべてのドラクエの世界で宿屋が一番好きだと思う理由です。


結論:宿屋は冒険の生命線

『ドラゴンクエストIII』の宿屋には、ただの回復の枠を超えた多くの意味が込められています。それはプレイヤーにとって、心の休息の場であり、次の冒険への力を得る場所でもありました。リメイク版をプレイすることで、改めて宿屋の大切さを感じ、その魅力に心を奪われること間違いなしです。ゲームの世界で最も大切な場所、そして最も好きな場所。それが「宿屋」なのです。

せっかくなので、ドラクエの宿屋を愛してやまないプレイヤーが世の中には数多くいると信じます。できるだけ多くのドラクエの宿屋に関する声を集めたい思います。

ルーラ&実家に泊まり、宿泊代を浮かせる

金がなかったころの一人暮らしの思い出と重なります。

たしかに最新版の宿屋は、昔のひりつく世界とは異なります。ある意味、苦行の世界の中のオアシスが宿屋でした。

過去を美化する気はなく、間違いなく、今のドラクエのほうがシステムとしては正しいです。今回はレベルがあがると全回復するらしいですね。


私も、当時の苦行のようなレベル上げ、ゴールド溜め、死=絶望のドラクエはプレイしたくありません。

そういう意味では、今回のリメイク版は、ゲームの楽しさの追求という意味では正解かもしれませんね。

ますます宿屋の価値が相対的に低くなりつつある令和の時代、せめてもの恩返しとして宿屋に関する世間の声を集めてみます。

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