2024年9月19日のNHK系【あさイチ】愛(め)でたいnipponで紹介された長内涼香さんの「すしこ」は、青森県津軽地方の郷土料理で、ご飯のお供として人気があります。この独特な料理は、色とりどりの具材が組み合わさり、見た目にも楽しめる一品です。今回は「すしこ」のレシピを詳しくご紹介します。
すしこの料理説明
すしこは、もち米を主成分とし、様々な野菜や調味料を使って作る発酵食品の一種です。青森の風土や文化を反映したこの料理は、伝統的に家庭で作られてきました。色鮮やかで栄養価が高く、ご飯のお供やお酒のおつまみにぴったりです。
材料(18リットルの漬物だる分)
- もち米:1升(約1.8リットル)
- 塩:250g
- 紫キャベツ:1.5kg
- 塩(あく抜き用):100g
- 白砂糖:少々
- きゅうり:5kg
- 赤しその葉:300g
- 赤とうがらし:1本
- 五倍酢:100ml
すしこの作り方
- きゅうりの準備
- きゅうりは、5%の塩を振りかけて10日程度漬け込みます。漬け込むことできゅうりの水分が抜け、しんなりとした食感になります。
- 水に漬けて塩抜き
- 塩分を抜くために、漬け込んだきゅうりを1日水に漬け、その後刻んで一晩重石をして水気を切ります。これにより、きゅうりの塩気が調整され、食べやすくなります。
- 赤しそと紫キャベツのあく抜き
- 赤しそと紫キャベツはそれぞれ、滅に塩もみしてあく抜きします。その後、水洗いしてから水気を切ります。あく抜きにより、苦味やえぐみが取り除かれます。
- 調味料を加える
- あく抜きした紫キャベツに五倍酢と白砂糖を加え、さらにもみ込みます。この工程でキャベツにしっかりと味を染み込ませます。
- もち米の準備
- もち米は固めに炊いておきます。炊き上がったもち米は、冷ましておくと混ぜやすくなります。
- 紫キャベツの汁を混ぜる
- 冷ましたもち米に、紫キャベツの汁を入れ、むらなくほぐします。このとき、紫キャベツの色がもち米にうつり、鮮やかな色合いが楽しめます。
- 赤とうがらしの追加
- 赤とうがらしは細かく刻んで、もち米の中に入れます。辛みが加わり、風味が豊かになります。
- 具材を合わせる
- 最後に紫キャベツ、きゅうり、赤しその順に入れ、全体をよく混ぜ合わせます。この工程で、すしこが一つの料理としてまとまります。
- 漬け込み
- 全ての具材がしっかりと混ざったら、漬物だるに入れ、しばらく漬け込むことで味がなじんでいきます。冷蔵庫で保存しながら、1〜2日後には食べ頃になります。
料理のポイント
- 具材の選び方
- 新鮮な野菜を使用することで、色鮮やかで味も引き立ちます。特に紫キャベツや赤しそは、鮮度が良いものを選ぶと良いでしょう。
- 味の調整
- 五倍酢の量はお好みに応じて調整できます。また、甘さや塩気も個人の好みによって変えることができますので、ぜひ試してみてください。
- 保存方法
- 漬けたすしこは、冷蔵庫で数日間保存可能ですが、なるべく早めに食べることをおすすめします。時間が経つと、味がなじんでより美味しくなります。
- アレンジのアイデア
- すしこはそのままご飯のお供として楽しむだけでなく、サラダやおにぎりの具材としても活用できます。また、アボカドや卵と合わせて新しい料理を楽しむこともできます。
すしこの楽しみ方
すしこは、ご飯と一緒に食べるのが一般的ですが、サンドイッチやトーストに乗せたり、ピタパンに挟んで楽しむのも良いでしょう。色とりどりの具材が盛り付けられるので、パーティーやおもてなし料理にもぴったりです。特に、旬の野菜を使って季節感を楽しむのもおすすめです。
まとめ
「すしこ」は、青森県津軽地方の郷土料理で、家庭で簡単に作れるご飯のお供です。健康的で栄養豊富な食材をたっぷり使用し、見た目にも美しい一品として、多くの人に愛されています。ぜひ、このレシピを参考にして、すしこを作ってみてください。家族や友人と一緒に楽しむことで、地域の伝統文化を再発見することができるかもしれません。豊かな味わいを楽しみながら、心温まるひとときを過ごしてください。