2024年10月23日のNHK【きょうの料理】では、井上勝人さんが「かぼちゃのリゾット風」を紹介しました。かぼちゃの皮や種、ワタから「かぼちゃだし」を取り、旬のかぼちゃの風味を余すところなく味わえる一品です。リゾット風に仕上げられたこの料理は、かぼちゃの優しい甘さが際立ち、秋の食卓にぴったりのメニューです。食材を無駄にせず栄養をたっぷりと摂取できる、まさに旬の恵みを存分に活かしたリゾット風の料理です。
材料(2人分)
- かぼちゃ…1/8個(150g)
- ご飯(堅めに炊いたもの、または玄米ご飯がおすすめ)…100g
A
- パルメザンチーズ(すりおろす/または粉チーズ)…20g
- バター…20g
- 塩…少々
その他の調味料
- 塩…適量
- 黒こしょう(粗びき)…少々
作り方
1. かぼちゃの準備
- かぼちゃは水でしっかりと洗い、皮をむいて種とワタを取り除きます。果肉はリゾット風に仕上がるよう、5mm角の小さなサイズに切っておきます。
2. かぼちゃだしを作る
- 鍋にかぼちゃの皮、種、ワタと水カップ1と1/4を入れ、中火にかけます。
- 沸騰したらアクを丁寧に取り、弱火で10分間ほど煮込みます。これが「かぼちゃだし」になります。煮込み終わったら、ザルでこして液体だけを取り出します。
3. かぼちゃの果肉を煮る
- 2の鍋に「かぼちゃだし」と、切っておいたかぼちゃの果肉を加えて中火にかけます。
- さらに塩1つまみを加え、煮立ってきたらアクを取り、かぼちゃの果肉が柔らかくなるまで3分間ほど煮ます。
- かぼちゃが煮えたら、全体が少しトロリとするくらいまでへらで軽くつぶしながら煮詰めていきます。
4. ご飯を加える
- ご飯を加え、全体がなじむように軽く混ぜ合わせたら火を止めます。堅めに炊いたご飯を使うことで、リゾットらしい食感が出ます。また玄米を使用すると、香ばしさと食感が増しておすすめです。
5. チーズとバターで仕上げ
- 火を止めたら、Aのパルメザンチーズ(すりおろしまたは粉チーズ)、バター、塩少々を加え、手早く混ぜ合わせます。チーズとバターが溶け込むことで、リッチな風味がプラスされます。
6. 盛り付け
- 仕上げに黒こしょうを少々ふりかけ、器に盛り付けて完成です。温かいうちにいただくと、かぼちゃの甘さとチーズの旨味が引き立つ一皿になります。
美味しく作るためのポイント
- かぼちゃだしの活用
- かぼちゃの皮や種、ワタは、通常捨ててしまいがちな部分ですが、これをだしに使うことでかぼちゃの風味と甘さが増し、奥深い味わいが楽しめます。
- ご飯の種類と食感
- リゾットらしい食感を出すためには、少し堅めに炊いたご飯や玄米ご飯を使用するのがポイントです。玄米ご飯にすると、より風味豊かに仕上がります。
- パルメザンチーズとバターでコクを追加
- 最後に加えるパルメザンチーズとバターが、料理全体にコクと旨味を加えます。食べる前にチーズの香りを楽しめるよう、風味を引き立てる量を調整してみてください。
かぼちゃのほのかな甘みとチーズの旨味が合わさったこの「かぼちゃのリゾット風」は、秋の夜に心温まる一皿です。