2024年9月23日のNHK「きょうの料理」で、横山タカ子さんが紹介した「焼き栗おこわ」は、秋の味覚を存分に楽しめる一品です。栗の香ばしさと、もち米のもっちりとした食感が絶妙に組み合わさり、素朴ながらも贅沢な味わいを堪能できます。今回は、この心温まるレシピを詳細にご紹介します。
材料（つくりやすい分量）
- 渋皮付きのゆで栗: 10個
- もち米: 360ml（約2合）
- 水: カップ3/4
POINT
- **「渋皮付きのゆで栗」**については、別途レシピを参照してください。
作り方
- もち米の準備
- もち米を洗い、たっぷりの水につけて一晩（8時間以上）浸します。これにより、米がふっくらと仕上がります。
- 栗の焼き目をつける
- 焼き網を弱火で温め、ゆで栗をのせます。時々上下を返しながら、全体にこんがりと焼き目をつけます。この焼き工程が、栗の香ばしさを引き立てます。
- 米に水分を吸わせる
- 1の水けをしっかりときり、フライパンに入れます。水（カップ3/4）を注ぎ、中火にかけて木べらで混ぜながら、もち米に水分を吸わせます。このとき、焦げ付かないように注意しながら、しっかりと混ぜましょう。
- 蒸し器の準備
- 蒸気が上がったせいろや蒸し器にぬらして絞ったさらしや布巾を敷き、3のもち米を広げて入れます。
- 焼き栗の散らし
- 焼き目をつけた栗を手で割って、もち米の上に散らします。これにより、栗の風味が全体に広がります。
- 蒸し上げる
- ふたをして強火で15分間蒸します。蒸気の力で、もち米がふっくらと炊き上がります。
- 仕上げ
- 蒸し上がったら、軽く混ぜて完成です。栗が全体に散らばり、色合いも美しい一品に仕上がります。
料理のポイント
- 栗の選び方: 渋皮付きのゆで栗は、風味が豊かで、食感も良いです。自宅で茹でることも可能ですが、手間を省きたい場合は、市販の渋皮付きの栗を利用すると便利です。栗はできるだけ新鮮なものを選び、香りがよいものを選びましょう。
- もち米の浸水: もち米は浸水することで、炊き上がりがふっくらとして美味しくなります。時間に余裕がある場合は、12時間以上浸水させるとさらに良いです。
- 蒸し器の温度管理: 強火で蒸すことで、もち米がしっかりと蒸しあがりますが、蒸し器の温度が高すぎると、米がパサパサになってしまうこともあります。適度な温度を保ちながら蒸すことが大切です。
- アレンジの楽しみ方: 焼き栗おこわに、きのこや鶏肉を加えると、さらに旨味が増します。特に、舞茸やしめじなどの香り高いきのこを加えると、秋の味覚がより楽しめます。
おすすめの楽しみ方
焼き栗おこわは、温かいままでも、冷めても美味しくいただけます。お弁当のおかずや、パーティーの一品にもぴったりです。また、栗の甘さと、もち米の塩味のバランスが絶妙で、シンプルながらも贅沢な一品です。
サラダやおひたしと一緒に盛り付けると、彩りが良くなり、見た目にも楽しめます。また、白いご飯の代わりにこのおこわを用いることで、いつもとは違う食卓の演出ができます。
この焼き栗おこわは、秋の訪れを感じる素敵な料理です。ご家族や友人と一緒に、秋の味覚を堪能してください。心まで満たされる、贅沢なひとときをお楽しみください。
