2024年11月1日放送のフジテレビ系『ノンストップ』で紹介された**「とじないカツ丼」**は、カツ丼の卵とじにせず、カリッとしたトンカツの食感を楽しむための新感覚レシピです。中山優馬さんが考案したこのレシピでは、柴漬けをトンカツに挟むことで、さっぱりした風味がアクセントになり、通常のカツ丼とは一味違うおいしさを堪能できます。簡単に作れる上、カツの揚げたての食感も楽しめるので、ご飯が進む一品です。
材料(2人分)
- 豚ローストンカツ用肉(1.5cm厚さ):2枚
- 柴漬け:15g
- タマネギ:1/2個
- 塩、コショウ:各少し
A(衣用材料)
- 小麦粉・溶き卵・生パン粉:各適量
揚げ油:適量
B(煮汁)
- だし汁:120mL
- しょうゆ・みりん:各大さじ1と1/2
- 砂糖:大さじ1/2
- 卵(溶きほぐす):2~3個
- ご飯:どんぶり2杯分
C(仕上げ用)
- ミツバ(ざく切り):25g
- 辛子:小さじ1/4
- 水:小さじ1/2
作り方
- 豚肉の下ごしらえ
- 豚ロース肉は厚みを活かして、脂のついていない側から中央まで切り込みを入れ、袋状にします。こうすることで、後で具材を詰めやすくなり、焼き上がりも均一になります。
- 柴漬けの準備
- 柴漬けはみじん切りにして、ペーパータオルでしっかりと水気を取り除きます。水分が多いと衣が剥がれやすくなるので、しっかり水気を切るのがポイントです。
- 切った柴漬けを、1で切り込みを入れた豚肉の袋状の部分に詰め込みます。酸味とさっぱり感が加わり、カツ丼がより爽やかな味わいになります。
- 衣をつけて揚げる
- 柴漬けを詰めた豚肉の両面に軽く塩、コショウをふります。
- Aの材料(小麦粉、溶き卵、生パン粉)を順につけて衣をつけ、揚げ油を170℃に熱し、豚肉を両面3~4分ずつ揚げます。揚げた後は油をよく切り、カリッとした食感を保ちましょう。
- 煮汁とタマネギの準備
- 小さめのフライパンにBの調味料(だし汁、しょうゆ、みりん、砂糖)を合わせて火にかけ、タマネギを7~8mm幅の薄切りにして加えます。
- 沸騰したら弱火にし、2分ほどタマネギが柔らかくなるまで煮ます。タマネギの甘さが引き立ち、煮汁に自然な旨味が加わります。
- 卵でとじる
- 溶き卵をフライパンに加え、卵がふんわりと煮汁に馴染むよう、全体に回しかけます。火を止めて卵が半熟程度で仕上がると、柔らかく仕上がります。
- 盛り付け
- どんぶりにご飯を盛り、その上に煮汁とタマネギをのせます。
- 揚げたてのカツは、食べやすい大きさに切ってご飯の上にのせ、さくさくとした食感を楽しめるように卵でとじない形で仕上げます。
- 辛子とミツバのトッピング
- 小さめのボウルで辛子を水で溶き、ざく切りしたミツバと和えます。これをカツの上にトッピングすることで、さっぱりとした香りと辛味がアクセントになります。
美味しく作るポイント
- カツの揚げ方
衣をしっかりつけてから、カツを170℃の油で揚げるとカリッと仕上がります。揚げ油の温度が低いとカツが油を吸ってしまうため、温度管理を注意して行いましょう。 - 煮汁の調整
煮汁は少量の砂糖が味のバランスを整える重要な要素です。甘さを控えたい場合は、砂糖の量を調整しても良いですが、みりんの甘さが全体の味を柔らかくするので、使用をおすすめします。 - ミツバと辛子のトッピング
ミツバの爽やかな香りと辛子のピリッとした辛味が、トンカツの濃厚な味わいに爽快感を加え、食べ飽きない一品にしてくれます。
アレンジアイディア
- おろしポン酢でさっぱり仕上げに
トッピングに大根おろしを添え、ポン酢をかけることで、さっぱりとしたカツ丼に仕上げることも可能です。