2024年9月10日に放送された「きょうの料理」で紹介された「かぼちゃとゴーヤー、ハムの白あえ」は、藤野嘉子さんが考案した、季節の野菜を使った彩り豊かな白あえのレシピです。この料理は、通常の白あえに豆腐ではなく厚揚げを使うことで、手間を省きつつもコクを増し、より満足感のある一品に仕上がっています。
かぼちゃの甘さ、ゴーヤーのほろ苦さ、そしてハムの塩味が絶妙に調和し、食べ応えがありながらも爽やかな味わいが特徴です。
かぼちゃとゴーヤー、ハムの白あえの材料(2~3人分)
- かぼちゃ:200g(正味170g)
- ゴーヤー:1/3本(80g)
- ロースハム(薄切り):50g
- 厚揚げ:1枚(200g)
- レモン汁:小さじ1
調味料A
- すりごま(白):大さじ2
- 砂糖:大さじ1+1/2
- 酢:大さじ1
- 薄口しょうゆ(またはしょうゆ):小さじ1
その他
- 塩:少々
作り方
1. かぼちゃの下ごしらえ
- かぼちゃはワタを取り除き、耐熱容器に入れます。ふんわりとラップをして、600Wの電子レンジで約3分加熱します。加熱が終わったら、そのままラップをかけたまま冷ましておきます。
- 冷めたら皮をところどころ削り、食べやすい2cm角に切ります。塩少々とレモン汁を振りかけて下味をつけておきます。この工程でかぼちゃの甘さが引き立ち、白あえ全体の味にまとまりが出ます。
2. ゴーヤーの下ごしらえ
- ゴーヤーは縦半分に切り、ワタをスプーンなどでしっかり取り除きます。
- 小さじ1/4程度の塩をまぶして揉み込み、少し置いてから水気をしっかり絞ります。こうすることで、ゴーヤーの苦味が和らぎ、食感がよくなります。
3. ハムの準備
- ロースハムは1cm四方に切り、かぼちゃとゴーヤーとバランスよく混ざるサイズにします。ハムの塩味がアクセントになるため、薄切りのハムを使用します。
4. 厚揚げの準備
- 厚揚げは表面の余分な油を取り除くために、紙タオルで軽く押さえて水気を吸い取ります。これにより、あえ物にしたときに余分な水分が出ず、味が濃厚になります。
- 厚揚げを6~8等分に切り、ボウルに入れておきます。
5. 白あえの衣を作る
- ボウルに調味料A(すりごま大さじ2、砂糖大さじ1+1/2、酢大さじ1、薄口しょうゆ小さじ1)を入れて混ぜ合わせます。
- 厚揚げを手で細かくちぎりながら加え、調味料Aとよく和えます。厚揚げが調味料をしっかり吸収することで、濃厚な白あえの衣が完成します。
6. 材料をあえる
- 調味料Aで和えた厚揚げのボウルに、下ごしらえをしたかぼちゃとゴーヤー、ハムを加え、全体を優しく混ぜます。
- 各材料が均一に混ざり、白あえの衣が全体に絡むようにします。
ポイント
- 厚揚げの使用で簡単かつコクが増す:通常の白あえでは豆腐の水切りが必要ですが、厚揚げを使うことで手間を省きつつ、しっかりしたコクと満足感が生まれます。また、厚揚げは崩れにくいため、和え物にしても食べ応えがあり、満足感がアップします。
- かぼちゃの甘さとゴーヤーの苦味のバランス:甘いかぼちゃと、ほろ苦いゴーヤーが絶妙なハーモニーを作り出します。さらに、ハムの塩味が全体の味を引き締め、和え物に深みが加わります。
- ごまの風味と酸味が食欲をそそる:すりごまの豊かな風味と酢の酸味が加わり、さっぱりとした後味になっています。これにより、重くなりがちな白あえに爽やかさがプラスされ、食べやすい仕上がりです。
- レモン汁でかぼちゃの色を鮮やかに:レモン汁をかぼちゃに振りかけることで、かぼちゃの色がより鮮やかになり、見た目も華やかになります。また、わずかな酸味がかぼちゃの甘さを引き立ててくれます。
「かぼちゃとゴーヤー、ハムの白あえ」は、秋の食卓に彩りを添え、栄養バランスも良い一品です。