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百条委員会への逆風!?斎藤知事の疑惑を徹底調査する兵庫県議会と世間の風向きの変化 構成メンバーリスト

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兵庫県議会が51年ぶりに、地方自治法に基づく強力な調査権を持つ百条委員会を設置することを決定したことは大きな話題となりました。

11月17日(日)に再選が決まった斎藤知事、オールドメディアの敗北を意味する画期的なニュースとして報じられました。(オールドメディアである地上波のワイドショーでは、一部では自己検証する動きもありますが、一方では相変わらず斎藤知事への批判を続ける番組もあります)

世間の怒りを代弁するような百条委員会がいつのまにか、「暗躍する闇の権力」のように疑いの目でみられているのも事実です。これほど数か月、いや数日のような短いスパンで世間の風向きは大きく流動しています。

吉村洋文(大阪府知事)「百条委員会を継続していくことの正当性ってあるんですかね。だって、それも含めて、
百条委員会やってる最中で不信任決議を出して、斎藤さんを完全否定したわけでしょ」

そもそも百条委員会は、斎藤知事に対するパワハラや違法行為の疑惑が浮上したことを受けたもので、県民の関心が高まる中で行われました。

知事や関係職員を証人として呼び、疑惑の真相を明らかにすることを目的としており、今後の調査結果に注目が集まっています。今回の委員会設置は、議会が県民の「知る権利」を守るために果たすべき責任を強く示す重要な一歩となります。

百条委員会の内容および構成メンバーについて調べてみました。

1. 百条委員会設置の背景

兵庫県の元西播磨県民局長が作成した文書には、斎藤元彦知事にパワハラや違法行為の疑いがあるとされています。この問題を巡って、県議会で以下の動きがありました:

  • 自民党とひょうご県民連合が共同で百条委員会設置の動議を提出。
  • 記名投票による採決で、賛成多数により設置が決定。

2. 百条委員会の役割

百条委員会は地方自治法に基づき、強力な調査権限を持つ特別委員会です。具体的には:

  • 関係者を証人として召喚し、出席や証言を義務付けることが可能
  • 必要な資料や記録を提出させる権限がある。
  • 今回のケースでは、元局長が文書で指摘した7つの疑惑を調査対象とし、知事や関係職員への証言を求める予定です。

自治体の事務に関する疑惑や不祥事を調査するため、地方議会地方自治法100条に基づいて設置する特別委員会。関係者の出頭や証言、記録提出を求めることができるなど強い調査権限を持つ。証言拒否や虚偽証言をした場合は禁錮刑や罰金刑を科すことができる。


3. 51年ぶりの設置が意味するもの

兵庫県議会で百条委員会が最後に設置されたのは1970年代初頭であり、その後半世紀以上にわたり利用されていませんでした。

  • これは、百条委員会が極めて慎重に運用される制度であり、設置に至るハードルが高いことを示しています。
  • この長い間隔からも、今回の問題が非常に重要視されていることがわかります。

4. 議論のポイント

採決に先立ち、議員間で意見が分かれました:

  • 設置賛成派(ひょうご県民連合の迎山志保議員)
    • 百条委員会は議会の責務を果たすために必要であると主張。
    • 第三者機関と議会の権能は異なるものであり、両者を同列に扱うべきではない。
    • 県民の「知る権利」を守るためにも設置が不可欠。
  • 設置慎重派(維新の会の岸口実議員)
    • 第三者機関による調査が先に行われるべきだと主張。
    • 百条委員会は第三者機関が不十分だった場合に検討すべきもので、政争の道具にしてはならない。

5. 百条委員会の構成メンバー

  • 百条委員会は、県議会各会派から選ばれた15人の委員で構成されます。
  • 元局長が文書で指摘した7つの疑惑を徹底的に調査する予定です。
  • 証人として斎藤知事や関係職員を呼び、調査を進めます。
委員長奥谷 謙一自由民主党
副委員長岸口 みのる維新の会
委員松本 裕一
庄本 えつこ
竹内 英明
丸尾 まき
佐藤 良憲
増山 誠
上野 英一
越田 浩矢
伊藤 勝正
富山 恵二
長岡 壯壽
黒川 治
藤田 孝夫
自由民主党
日本共産党
ひょうご県民連合
無所属
維新の会
維新の会
ひょうご県民連合
公明党
公明党
自由民主党
自由民主党
自由民主党
自由民主党

2024年11月18日開催の百条委員会で、竹内 英明 県議が、議員辞職を申し出ており、議長がそれをすでに受理していることが明らかにされました。14人体制で進めるのか(多数決であれば、僅差になることを想定すると奇数のメンバーが望ましい)

竹内 英明が百条委員会で斎藤知事を徹底的に詰めていた動画も拡散され(今では消されています)、そこへの反発が激しくなり、誹謗中傷を招いた流れがあります。

まさかの逆風

すべてはここから始まった、といえる事件は、NHK党の立花孝志の存在でしょう。兵庫県知事選へのさなか、秘密会として開催された百条委員会の音声データが、立花孝志によって世間に公表されました。

斎藤知事がマスメディアに徹底的にバッシングされた一つに、県民局長の死がありますが、その県民局長の死に斎藤知事が直接的に関与しているという疑惑を、大きく覆すものでした。少なくとも確信していた層が、「何が正しいか分からない。推定無罪かもしれない」というポジションに変える効果がありました。

百条委員会の委員長である奥谷謙一、県議にも立花孝志は名指しで批判しており、斎藤知事を激詰めする百条委員会が、インフルエンス力という点ではモンスター級の立花孝志から強烈なカウンターパンチ食らった格好となります。

振り子の原理が働いています。今回は、マスメディアと百条委員会の追及が、不合理なほどに激しかったが故に、逆方向へ大きな動きが働いたような印象があります。


結論

兵庫県議会における百条委員会の設置は、県政の透明性と県民の信頼回復に向けた重要なステップであると言えます。

一方で、その後明らかにされていた新事実等により、百条委員会の存在意義そのものにも疑問が生じている面もあります。第三者委員会と重複する部分がある点、そもそも兵庫県議会が、反斎藤知事を画策したような噂もまことしやかに伝えられている今、

百条委員会のメンバーを調査する百条委員会の設立が求められる、とのような落語のような意見も散見されます。

今後の調査がどのような結論に至るかが注目されます。この問題は、県議会と知事の関係や県民への説明責任の在り方を考える上でも大きな意義を持っています。またオールドメディアの敗北とい歴史的な知事選の結果を受け、既存のマスメディアがこの百条委員会の調査をどう報じるかも注目されています。

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