10月9日の『ヒルナンデス』で、シェフの今井亮さんが紹介した「さつまいも春巻き」のレシピをご紹介します。このレシピは、甘くてホクホクしたさつまいもを春巻きの皮で包んで揚げた、サクサクの食感が楽しめるおやつやおつまみにぴったりな一品です。
さつまいもを焼き芋にして使うことで、さらに甘みが引き立ち、香ばしさも加わります。今回は、詳細な作り方とともに、ポイントを押さえてお伝えします。
材料(5本分)
- さつまいも(焼き芋):200g
- 揚げ油:適量
- 春巻きの皮:5枚
【A】
- 砂糖:大さじ2
- 牛乳:大さじ2
- バター:20g
- 黒ごま:小さじ1
- 塩:少々
- 水溶き片栗粉:適量
作り方
1. さつまいもの準備
まず、さつまいもは焼き芋にしておきます。焼き芋は皮を剥き、実だけを取り出してボウルに入れます。皮は捨てずに取っておいて、後ほど役立てます。焼き芋は甘みが凝縮されており、そのままでも美味しいですが、春巻きの中に詰めることでさらに風味が増します。焼き芋は粗めでも、なめらかでもOKですが、しっかりと潰しておきましょう。
2. さつまいもに味をつける
さつまいもを潰したら、【A】の材料を加えて混ぜます。
- 砂糖は甘さを引き立て、
- 牛乳はクリーミーさを与え、
- バターはコクとリッチな風味をプラスします。
- 黒ごまは香ばしさを加え、見た目にもアクセントを与えます。
- 塩を少々加えることで、甘さと塩気のバランスが良くなり、味が引き締まります。
全ての材料がしっかりと混ざり合うまで、よくかき混ぜてください。さつまいもの甘みとバターの香りが一体となって、ふんわりとしたクリーミーなフィリングが出来上がります。
3. 春巻きの皮を準備
次に、春巻きの皮を使いやすいように準備します。春巻きの皮は斜め半分にカットして三角形にすると、スティック状の春巻きが作りやすいです。春巻きの皮を切ることで、巻くときの手間が少なくなり、揚げやすくなります。
4. 春巻きにフィリングを包む
カットした春巻きの皮に、さつまいものフィリングを適量のせます。フィリングはしっかりと詰めすぎず、軽くのせることで、揚げた時にサクサク感が出ます。水溶き片栗粉で春巻きの皮の端を閉じると、揚げているときにフィリングがこぼれにくくなります。巻き方にはコツがあり、ふんわり巻くとパリッとした食感になり、しっかり巻くとバリッとした食感になります。どちらの食感が好みかに合わせて巻き方を調整してみてください。
5. 揚げる
春巻きを170度の油で揚げます。最初に春巻きを油に入れる際は、とじ目を下にして揚げることがポイントです。これによって、春巻きが開いてしまうのを防ぐことができます。油の温度が低すぎると、油っぽくなってしまうので、温度計でしっかりと170度を保つようにしましょう。
春巻きがこんがりきつね色になるまで、約4〜5分揚げます。この時、焦げないように注意して、均等に色がつくように揚げてください。揚げた春巻きは、バットに立てて油を切ると、早く油切りができます。立てておくことで、余分な油が下に落ちて、サクサク感を保ったまま仕上がります。
ポイント
- 焼き芋を使う:焼き芋を使うことで、甘みと風味が格段にアップします。できれば、ホクホクとした食感の焼き芋を選ぶと、春巻きのフィリングとして相性が良くなります。
- 水溶き片栗粉の活用:春巻きの皮をしっかりと閉じるために、水溶き片栗粉を使うと、フィリングが外に出ることなく、しっかりと包み込むことができます。
- 巻き方で食感が変わる:春巻きは、巻き方で食感が大きく変わります。ふんわりと巻くと、パリッとした食感になり、しっかり巻くとバリッとした食感になりますので、好みに合わせて巻き方を調整してください。
- 油の温度に注意:油の温度が低すぎるとべちゃっとした食感になり、高すぎると焦げやすくなります。170度を保つことがカリッと揚げるコツです。
まとめ
「さつまいも春巻き」は、さつまいもの甘みとバターのコク、そして黒ごまの香ばしさが絶妙に組み合わさった一品です。揚げたては外はサクサク、中はホクホクで、まるでおやつのような感覚で楽しめます。食後のデザートとしても、お酒のおつまみとしてもぴったり。ぜひ、簡単に作れるこのレシピを試して、あたたかい春巻きの美味しさを味わってみてください。