2024年10月29日放送のあさイチで紹介された、大和芋だんご汁は、優しい味わいと食感が特徴の、秋冬にぴったりの温かい汁物です。大和芋のもっちりしただんごが、旨味たっぷりのだしに溶け込むことで、身体の芯から温まる一品です。
材料(2人分)
- 大和芋:100g
- 豚薄切り肉:80g
- まいたけ:1/2パック(50g)
- みつば:1/2パック(20g)
- だし:カップ2
【A】調味料
- しょうゆ:大さじ1+1/3
- みりん:大さじ1+1/3
- 塩:2つまみ
作り方
- 大和芋の下ごしらえ
- 大和芋の表面についているひげ根を取り除き、黒ずんでいる部分や傷んでいるところがあれば、スプーンを使って薄くこそげ取ります。大和芋は皮ごと使うので、丁寧に洗い流してからすりおろしましょう。皮ごと使うことで、風味や栄養を逃さず、また滑らかでコクのあるだんごに仕上がります。
- 具材の準備
- まいたけは食べやすいように一口大に裂いておきます。豚薄切り肉も2cm幅に切り、食べやすいサイズに整えておきます。みつばは約3cmの長さに切っておき、仕上げの飾り用に少し残しておくと、見た目がさらに美しくなります。
- だしと具材の煮込み
- 鍋にだしを入れ、中火にかけて加熱します。だしが温まったら、裂いたまいたけを加えて軽く煮立たせ、きのこの香りがだしに広がるまで煮ます。
- まいたけに続いて、豚肉を加えます。豚肉を入れることで、だしの旨味がさらに増し、全体の味わいに深みが出ます。肉を加えた後は、アクが出てくるので、丁寧に取り除き、スープが澄んだ状態を保ちましょう。
- 調味料を加える
- 鍋に【A】のしょうゆ、みりん、塩を加え、味を整えます。しょうゆとみりんの甘みが、スープにほんのりとした深みを与え、大和芋や具材と調和するように仕上げます。
- 大和芋だんごを入れる
- 火を弱めて、スープが静かに煮立つ程度に調整します。すりおろした大和芋をスプーンで一口大に取り、鍋に静かに落とし入れていきます。この時、スプーンの裏側を使って滑らせるように入れると、きれいな丸い形に仕上がりやすくなります。
- 大和芋だんごが浮かび上がってくるまで、約2分ほど煮ます。だんごが浮いてきたら、火が通ったサインです。煮すぎるとだんごが崩れてしまうので、ふっくらした状態で仕上げるためにも、タイミングを見計らって火を止めるようにしましょう。
- 仕上げ
- みつばを加え、軽く煮たら火を止めます。みつばのさわやかな香りと緑の色味が加わり、全体にアクセントがつきます。器に盛り付け、最後にみつばを少し散らして仕上げます。温かいまま召し上がれ!
ポイント
- 大和芋の下ごしらえ:大和芋は、粘りが強くもちもちとした食感を楽しめる食材ですが、皮がついたまま使うことでさらに栄養価が高まり、風味も増します。皮の部分に栄養が詰まっているため、傷んでいる部分だけを取り除き、なるべく無駄にしないようにしましょう。
- だしの取り方:だしは市販のものを使っても良いですが、かつおや昆布で丁寧に取っただしを使用すると、より風味豊かな仕上がりになります。だしの種類を変えることで、自分好みの味わいにカスタマイズするのもおすすめです。
- スープのアク取り:豚肉を加えた後は、アクが出やすくなるため、スープが濁らないようにしっかりと取り除きます。アクを取り除くことで、クリアで美しいスープに仕上がり、見た目の美しさも保たれます。
- 大和芋だんごの入れ方:すりおろした大和芋は柔らかく形が崩れやすいので、スプーンを使って静かに入れるのがコツです。また、鍋の火加減を弱火にすることで、スープが静かに煮立ち、だんごが形崩れしにくくなります。
この大和芋だんご汁は、栄養豊富で消化も良く、冷えた体を温めてくれる理想的な一品です。秋冬の季節に、家族で楽しめるやさしい味わいをぜひお試しください。