2024年9月16日に放送された「きょうの料理」で紹介された「きゅうりの甘酢漬け」は、きゅうりのシャキシャキとした食感を活かしながら、さっぱりとした甘酢が染み込んださわやかな一品です。山本豊さんが提案したこのレシピは、きゅうりの種と余分な水分を取り除き、しっかりと甘酢に漬け込むことで、酸味と甘みが絶妙に調和した美味しさが特徴です。
簡単に作れるうえ、常備菜としてもおすすめのレシピです。以下、詳しい材料、作り方、そして美味しく作るためのポイントをご紹介します。
きゅうりの甘酢漬けの材料(2人分)
- きゅうり:1本(約120g、20cmの長さ)
- 赤とうがらし:1本(種を除き、水に約1時間つけて戻してから細切り)
甘酢
- 酢:大さじ2
- しょうゆ:大さじ1
- 砂糖:大さじ2/3
- ごま油:小さじ1
- 塩:1つまみ(きゅうりの下処理用)
作り方
- きゅうりの下準備
- きゅうりの両端を切り落とし、縦に四つ割りにします。種の部分は、包丁の先でそっと取り除くと食感がさらに良くなります。
- 四つ割りにしたきゅうりを長さ約5~6cmの3等分にカットします。これにより、味が染み込みやすい適度なサイズになります。
- 切ったきゅうりに塩1つまみをふり、軽くもみます。これを約30分間置くことで、余分な水分が抜け、きゅうりの歯ごたえが増します。
- 甘酢の準備
- 甘酢用の調味料を混ぜ合わせます。大きめのボウルに酢(大さじ2)、しょうゆ(大さじ1)、砂糖(大さじ2/3)、ごま油(小さじ1)を加え、砂糖が溶けるまでしっかりと混ぜます。酢と砂糖のバランスが、この甘酢漬けの味の決め手です。
- きゅうりの水気を切る
- 塩もみしたきゅうりがしんなりしたら、水で洗い流して塩気を落とし、清潔な布巾やキッチンペーパーで水気をよく拭き取ります。これにより、きゅうりの余分な水分が抜け、甘酢がしっかりと染み込みます。
- きゅうりを甘酢に漬ける
- きゅうりをバットや浅めのボウルに広げ、甘酢と赤とうがらしを加え、全体をよく混ぜます。
- 約10分間、時々箸で混ぜながら置きます。こうすることで、きゅうり全体に甘酢が均等に行き渡り、ほどよく味が染み込みます。
- 仕上げ
- 甘酢に漬けて10分経ったら、冷蔵庫で少し冷やしてからいただくと、よりさっぱりとした味わいを楽しめます。そのままお皿に盛り付けて完成です。
料理のポイント
- きゅうりの種を取り除く
きゅうりの種部分は水分が多いため、取り除くことで水っぽくならず、シャキシャキ感が長持ちします。包丁で軽くそぎ取るだけで簡単に取れるので、手間を惜しまず行いましょう。 - 塩もみで余分な水分を抜く
塩もみすることで、きゅうりの余分な水分が抜け、甘酢がしっかりと染み込みます。この工程を丁寧に行うと、保存中に水分が出にくくなり、より長く美味しさを保てます。 - 甘酢のバランス
酢と砂糖の配合が絶妙なバランスで、きゅうりの甘みを引き立てつつ、さわやかな酸味が加わります。しょうゆとごま油の風味も効いており、味が複雑で深みのある甘酢漬けに仕上がります。好みによって酢の量を若干増やして酸味を強めたり、砂糖を調整して甘みを加減するのも良いでしょう。 - 赤とうがらしの使い方
赤とうがらしは、水につけて戻してから使うことで、辛味が穏やかになり、甘酢の風味を邪魔せずにほんのりとしたアクセントになります。辛味が苦手な場合は、赤とうがらしを省いても良いですが、辛さが加わることで味にアクセントがつき、おかずとしての満足感が高まります。 - 保存方法
出来上がったきゅうりの甘酢漬けは、清潔な密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存します。常備菜として、数日間は美味しく食べられますが、時間が経つと風味が落ちてくるので、2〜3日以内に食べ切るのがおすすめです。
きゅうりの甘酢漬けは、忙しい日の一品としても重宝しますし、さっぱりとした味わいが主菜の引き立て役にもなります。さっと作れるので、ぜひお試しください。