2024年10月30日のNHK「あさイチ」『みんな！ゴハンだよ』では、プロの料理人・菰田欣也さんによる「チンジャオロース」が紹介されました。定番のチンジャオロースですが、今回はじゃがいもを加えることで家庭でも手軽に作れるレシピです。
豚ロース肉とピーマン、じゃがいものシャキシャキ感が絶妙に調和したこの一品。プロの味をおうちで再現しやすい調理ポイントも紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください。
材料（2人分）
メイン食材
- 豚ロース肉（しょうが焼き用）：120g
- ピーマン：120g
- じゃがいも：50g
- ねぎ（みじん切り）：30g
下味（A）
- 塩：小さじ1/5
- こしょう：少々
- しょうゆ：少々
- 片栗粉：大さじ1
調味料（B）
- 砂糖：大さじ1/2
- しょうゆ：大さじ1/2
- オイスターソース：小さじ1
- こしょう：少々
- スープ（中国風チキンスープのもとを溶く・水でも可）：大さじ1
- 水溶き片栗粉（同量の水で溶く）：小さじ1/3
- 酒：大さじ1
その他
- 酒（豚肉にもみこむ用とじゃがいも蒸し炒め用）：大さじ4
- サラダ油：小さじ2弱
作り方
- 野菜の準備
- ピーマンは繊維を断ち切るようにして3mm幅の細切りにします。
- じゃがいもも3mm幅の細切りにして、水にさらしてアクを抜き、水けをしっかりと切っておきます。
- 味付けの調味料を準備
- [B]の材料（砂糖、しょうゆ、オイスターソース、こしょう、スープ、水溶き片栗粉、酒）を全て混ぜ合わせ、チンジャオロースーに使う味付け調味料を作ります。
- 豚肉の下準備
- 豚ロース肉を5mm幅の細切りにし、ボウルに入れます。
- [A]の塩、こしょう、しょうゆを加えて粘りが出るまでよくもみ込み、さらに酒（大さじ3）を少しずつ加えながら肉に吸わせます。
- 片栗粉をまぶして肉に絡めたら、サラダ油（小さじ1弱）を加えて全体をよく混ぜ、なじませます。
- 豚肉を炒める
- フライパンにサラダ油（小さじ1）を入れ、中火で熱します。豚肉をほぐしながら炒め、色が変わったら取り出してバットなどに置いておきます。
- じゃがいもを蒸し炒めする
- 同じフライパンにじゃがいもを入れ、酒（大さじ1）を加えます。水分がなくなるまで蒸し炒めし、じゃがいもがしんなりしたら取り出しておきます。
- ピーマンとねぎを炒める
- フライパンに再度サラダ油を少量足し、ピーマンを加えて香りが立つまで炒めます。
- 続いて、みじん切りにしたねぎを加え、ねぎの香りも引き出すように炒めます。
- 全てを炒め合わせる
- フライパンに炒めた豚肉とじゃがいもを戻し入れ、全体を軽く炒め合わせます。
- 最後に、調味料（B）を加え、とろみがつくまでしっかりと炒めたら完成です。お好みで、ごはんにのせてどんぶりにしても美味しくいただけます。
美味しく仕上げるためのポイント
- 野菜は繊維を断つ方向で切る
ピーマンやじゃがいもを繊維を断つ方向で切ることで、炒めてもシャキシャキ感を保つことができ、食感の良さがアップします。細切りにする際も、3mm幅を守ると火の通りが均一になり、仕上がりがより美味しくなります。 - 豚肉の下味でもみ込みをしっかり
豚肉には片栗粉をまぶし、サラダ油を絡めることで、炒めたときにふっくらジューシーな仕上がりに。また、もみ込む際に少しずつ酒を加えると肉が柔らかくなるので、食感が良くなります。 - 炒め方で旨味を閉じ込める
フライパンで炒める際、まず肉はあまり触らず、片面がしっかり焼き固まるようにすることで、肉の旨味が閉じ込められます。ピーマンもねぎも香りが引き立つように炒めると、全体の香ばしさが増します。 - じゃがいもでアレンジしたチンジャオロース
通常のチンジャオロースーには竹の子を使うことが多いですが、じゃがいもを使うことで食感がほくほくとした仕上がりになり、手軽に作れます。じゃがいもを蒸し炒めすることで、柔らかくなりすぎず程よい食感を保てます。
家庭で味わうプロの味「チンジャオロース」
菰田欣也さんが紹介した「チンジャオロース」は、じゃがいもを使うことで手軽にでき、家族みんなで楽しめる一品です。シャキシャキとした食感と香ばしい香りが食欲をそそり、定番のご飯のお供としてはもちろん、どんぶりにして食べるのもおすすめです。忙しい日でも簡単に作れるので、ぜひ一度挑戦してみてください。
