2024年11月18日に放送されたNHK【きょうの料理】では、サルボ恭子さんによる「きのこのオイル煮」のレシピが紹介されました。このレシピは、きのこを半干しにしてうま味を凝縮させ、少量の油で短時間で仕上げるという、手軽で保存が効く料理です。冷蔵保存で10日間楽しめるため、日々の食卓やおつまみ、パスタやサラダのトッピングなど、幅広い用途に活用できます。この記事では、レシピの詳細な作り方やポイントをお伝えします。
きのこのオイル煮の材料(作りやすい量)
- エリンギ:2パック(200g)
- しめじ:2パック(200g)
- 生しいたけ:6枚(100g)
- A(調味料)
- にんにく:1かけ
- ローリエ:2枚
- 塩:小さじ1/3
- 米油:カップ2
作り方・レシピ
1. きのこの下ごしらえ
- エリンギ:長さを半分に切り、四つ割りにして手で裂きます。
- しめじ:根元を除き、小房に分けます。
- しいたけ:石づきを除き、四つ割りにして手で裂きます。
2. きのこを半干しにする
- 盆ざるや新聞紙の上に1で準備したきのこを広げ、室内で一晩干します。
- これにより、きのこの水分が抜けてうま味が凝縮されます。干し加減は、表面が少し乾燥してしんなりする程度が目安です。
3. にんにくの準備
- にんにく(1かけ)は縦半分に切り、芯を除きます。包丁の腹を使って軽くつぶします。
4. 煮込む
- 干したきのこをフライパンに入れます。
- A(にんにく、ローリエ、塩、米油)をすべて加え、中火にかけます。
- 耐熱のゴムべらを使い、きのこが油にしっかり浸るように押さえつけながら煮ます。
- 油が静かに沸騰し始めたら火を少し弱めます。きのこのかさが減り、油に完全に浸るようになったらさらに弱火にし、1〜2分間煮て火を止めます。
5. 冷ます
- 火を止めたら、そのまま完全に冷めるまで置きます。冷めたら、清潔な保存容器に油ごと移します。
ポイント
- きのこの種類と割合
エリンギ、しめじ、しいたけ以外にも舞茸やえのきだけなど、お好みのきのこを混ぜてアレンジすることも可能です。 - 半干しの重要性
半干しにすることで、きのこの水分が抜けてうま味が凝縮され、食感も変わります。特に香りが引き立つため、ひと手間を惜しまず干すことがポイントです。 - 火加減
油の温度が高すぎると焦げてしまうので、必ず「静かに沸騰」する状態を保ちます。弱火でじっくり煮ることで、きのこの香りが油に移り、風味豊かな仕上がりになります。 - 保存の際の注意点
完全に冷ましてから保存容器に移し、清潔なスプーンや箸を使って取り分けることで、品質を保つことができます。冷蔵庫で10日間保存可能ですが、香りが強く残る初めの5日間が特においしくいただけます。
活用アイデア
- パンやクラッカーにのせて:そのままでも十分おいしいですが、チーズと一緒にトーストにのせると絶品です。
- パスタやリゾットの具材に:オイルごと加えることで、風味が増し、簡単に本格的な味わいになります。
- サラダのトッピングに:彩りや食感をプラスできます。
「きのこのオイル煮」は、常備菜としても便利な一品です。ぜひ作ってみてください!