2024年11月22日に放送された「日本テレビ系【ヒルナンデス】」で紹介された「とうめし」は、煮込んだ豆腐を茶めしの上にのせて味わう、シンプルながら深い味わいが楽しめる一品です。
この料理は、江戸時代から親しまれてきた庶民的なメニューで、豆腐の優しい風味とおでんだしの香りがご飯と絶妙にマッチします。今回は、家庭でも簡単に作れるレシピをご紹介します。
材料(2人分)
煮豆腐
- 豆腐:2丁(200g×2)
- さつま揚げ:2枚
- 市販のおでんだし:適量(希釈した状態で2カップ分)
- 醤油:大さじ3
- みりん:大さじ2
茶めし
- 米:1合
- 醤油:大さじ1
作り方
1. 豆腐の下準備
- 豆腐はキッチンペーパー2~3枚で包みます。
- 耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で2~3分加熱します。
- 加熱後はそのまま冷まし、余分な水分をしっかり切ります。
2. 煮豆腐を作る
- 鍋におでんだし(希釈した状態で2カップ)、醤油大さじ3、みりん大さじ2、そしてさつま揚げ2枚を入れ、火にかけます。
- 沸騰したら、下準備した豆腐をそっと鍋に加えます。
- 豆腐がだしの味をしっかり吸うよう、弱火で15分ほど煮込みます。
3. 茶めしを炊く
- 米を洗い、炊飯器に通常通り水を加えます。
- 醤油大さじ1を加え、軽く混ぜたら炊飯スイッチを押します。
- 炊き上がりを軽く混ぜて、茶めしの香ばしい風味を引き立てます。
4. 仕上げ
- 炊き上がった茶めしを器に盛ります。
- 煮豆腐を茶めしの上にのせます。
- 煮汁を適量かけて、全体に味をなじませれば完成です。
ポイント
1. 豆腐の水切りを丁寧に
電子レンジで豆腐を加熱して水切りすることで、豆腐が煮汁をしっかり吸い込み、味が染み込みやすくなります。このひと手間が仕上がりの美味しさを左右します。
2. だしの選び方
市販のおでんだしを使う場合は、好みの濃さに希釈してください。昆布やかつお節を効かせた和風だしが特におすすめです。だしに含まれる旨味が豆腐にしっかり染み渡ります。
3. 茶めしの醤油の加減
茶めしは、豆腐の煮汁と合わせてバランスの良い塩加減になるよう、醤油の量を調整してください。濃すぎる場合は水を少し足して調整すると良いでしょう。
4. さつま揚げの旨味を活用
さつま揚げを煮汁に加えることで、豆腐やだし全体に深みが生まれます。煮込んださつま揚げも一緒に添えれば、もう一品として楽しめます。
とうめしは、素材の持ち味を生かした素朴な料理です。煮込んだ豆腐の柔らかさと茶めしの香ばしさが織りなすハーモニーは、一度食べると忘れられない美味しさです。寒い季節にぴったりのこの料理を、ぜひご家庭でもお試しください!