2024年10月27日放送の「男子ごはん」で栗原心平さんが紹介した「ルーローハン(魯肉飯)」は、台湾の定番料理で、甘辛く煮込んだ豚肉を温かいご飯の上にのせて楽しむシンプルながらも深い味わいの一品です。豚肉の旨味がしっかりと染み込んだ煮汁が、もちっとしたご飯に絡み、仕上げのチンゲン菜や香菜がアクセントを加えます。家庭でも簡単に作れるレシピですので、ぜひ試してみてください。
材料(2人分)
主な材料
- 豚バラ肉(固まり):400g
- 玉ねぎ:1/4個(60g)
- たけのこ(水煮):100g
- にんにく:1片
- しょうが:1片
調味料(a)
- 水:400cc
- しょうゆ:70cc
- 紹興酒:50cc
- 砂糖:大さじ1.5
- みりん:大さじ1
- 八角:1個
- 塩:少々
トッピングと仕上げ
- 温かいごはん:2人分
- チンゲン菜:小2株
- ごま油:大さじ1/2
- 塩:少々
- 香菜(パクチー):適量
作り方
1. 材料の下ごしらえ
- 豚バラ肉(400g)は、厚みを縦に3等分に切り、その後1.5cm幅に横に切り分けます。
- 玉ねぎ(1/4個)はみじん切りにします。
- たけのこ(水煮)(100g)も同様にみじん切りにします。
- にんにく(1片)は半分に切り、しょうが(1片)は皮付きのまま3等分に切ります。
2. 煮込む
- 鍋に、水(400cc)、しょうゆ(70cc)、紹興酒(50cc)、砂糖(大さじ1.5)、みりん(大さじ1)、八角(1個)、塩(少々)、にんにく、しょうが、そして豚肉を入れ、強火にかけます。
- 沸騰してきたら、玉ねぎとたけのこを加え、再度沸騰させます。
- 沸騰したら、蓋をして少しずらし、中弱火で約20分間煮ます。
- 蓋を取った後、途中で混ぜながら、さらに約20分間煮込みます。途中で煮汁が足りなくなる場合は、少量の水を足して調整してください。
3. チンゲン菜の準備
- チンゲン菜(小2株)の根元を切り落とし、葉を1枚ずつはがして水洗いします。
- フライパンを熱し、ごま油(大さじ1/2)を引きます。チンゲン菜を加えて塩(少々)を振り、強火で炒めます。少ししんなりしたら、取り出しておきます。
4. 盛り付け
- 器に温かいごはんを盛り、その上に煮込んだ豚肉と煮汁をたっぷりとかけます。
- 炒めたチンゲン菜を乗せ、最後に**香菜(パクチー)**を飾り、完成です。
ポイント
- 豚バラ肉の切り方:豚肉は厚みを縦に3等分してから横に切ることで、均等に煮込まれ、肉の食感も良くなります。肉が柔らかくなるまで煮込むことが大切です。
- 調味料のバランス:ルーローハンの特徴は、しょうゆと紹興酒のコクのある風味、砂糖の甘み、みりんの旨味です。これらの調味料をしっかり合わせることで、深みのある味わいが生まれます。八角を加えることで、ほんのりと香りが立ち、台湾らしい風味が引き立ちます。
- チンゲン菜の炒め方:チンゲン菜は強火でサッと炒めることで、シャキッとした食感が残り、豚肉の甘辛さと相性が良くなります。塩を少し振ることで、野菜の旨味が引き立ちます。
- 香菜のアクセント:最後に添える香菜(パクチー)は、ルーローハンの甘辛い味付けと絶妙に調和します。香菜が苦手な場合は、省略しても問題ありませんが、あると風味が一層豊かになります。
まとめ
ルーローハンは、台湾の家庭料理として人気の一品で、豚バラ肉をじっくりと煮込んだ甘辛い味付けが特徴です。温かいごはんにかけて食べると、煮汁がごはんに染み込み、ボリューム感のある美味しい丼になります。仕上げに炒めたチンゲン菜を添え、香菜で彩りを加えることで、見た目にも美しく仕上がります。家庭で作るには少し手間がかかりますが、その分だけ味わい深い一品に仕上がるので、ぜひ試してみてください。