2024年9月11日に放送された「きょうの料理」で紹介された「豆腐めし」は、丹波篠山の郷土料理「とふめし」をアレンジした一品です。冠婚葬祭や運動会の日にふるまわれる伝統的な豆腐飯を、サバの味噌煮を加えて秋らしい風味に仕上げ、栄養バランスも抜群です。
ご飯と混ぜるだけの簡単な料理でありながら、しば漬けやお漬物との相性もよく、手軽でありながら奥深い味わいが楽しめます。
豆腐めしの材料(2人分)
豆腐めしの素(つくりやすい分量)
- 木綿豆腐:1丁(350g)
- さばのみそ煮(缶詰):1缶(190g)
- 干ししいたけ:1~2枚(10g)
- 干ししいたけの戻し汁:70ml
- にんじん(細切り):30g
- しょうゆ:大さじ1
- しょうが(みじん切り):小さじ1
- 粉ざんしょう:少々
その他の材料
- ご飯(温かいもの):300g
- 枝豆(塩ゆでしてさやから出したもの):20g
- 卵:2個
- 塩:1つまみ
- 米油:小さじ2
作り方
1. 干ししいたけの下ごしらえ
干ししいたけを水カップ3/4~1につけ、一晩冷蔵庫に置いて戻します。戻し汁は70ml取っておき、しいたけの軸を落として薄切りにします。
2. 豆腐の水切り
木綿豆腐を大きめの一口大に切り、深めの耐熱ボウルに入れます。ラップをせずに電子レンジ(600W)で約8分間加熱し、水分を飛ばします。その後、ざるに上げて木べらで押し、しっかりと水気を切ります。
3. 豆腐めしの素を作る
フライパンに干ししいたけ、豆腐、サバのみそ煮(缶汁ごと)を入れます。豆腐とサバは軽くほぐし、にんじん、しょうゆ、しょうが、粉ざんしょうを加えて中火にかけ、汁気がほぼなくなるまで約5分間炒めます。
4. ご飯と混ぜる
温かいご飯300gをボウルに入れ、豆腐めしの素200gを加えてさっくりと混ぜます。さらに、枝豆を加えて混ぜ合わせ、全体に具材が均一に行き渡るようにします。
5. 卵をふんわりと焼く
別のボウルに卵を溶きほぐし、塩1つまみを加えて混ぜます。フライパンに米油を熱して卵液を注ぎ、ふんわりと膨らんできたら菜箸で軽く混ぜ、半熟状態のうちに火を止めて取り出します。
6. 盛り付け
器に豆腐めしを盛り付け、ふんわりとした卵をのせて完成です。しば漬けやお漬物を添えると、さらに味わいが豊かになります。
ポイント
- 豆腐の水切り:豆腐はしっかりと水分を飛ばすことが重要です。レンジ加熱の後に水分を押し出すことで、味が染み込みやすくなります。
- 干ししいたけの戻し汁:しいたけの戻し汁には旨味がたっぷりと詰まっています。出汁として使うことで、豆腐めしの味がさらに深まります。
- サバの味噌煮:缶詰を使うことで、秋らしい味わいと旨味が加わり、食べ応えが増します。サバの旨味が豆腐と混ざり、やさしい味わいに仕上がります。
- 卵のふんわり加減:卵は半熟の状態で火を止めることで、ふわっとした食感を楽しめます。