2024年11月7日放送の「あさイチ」で紹介された、「牛乳豆腐」というと、豆腐という名前がついていても、大豆は使わず、牛乳と酢だけで作るシンプルな料理です。今回は、沸騰直前の牛乳に酢を加えて混ぜるだけの簡単な手順で、なめらかでクリーミーな豆腐ができあがります。この牛乳豆腐は、あっさりとした味わいで、デザートにもおかずにも使える万能な一品です。
材料(2人分)
- 牛乳(できれば成分無調整):1リットル
- 酢(できれば穀物酢):45ml
作り方
1. 牛乳を温める
- まず、牛乳を鍋に入れ、弱火で温めます。牛乳が沸騰直前の状態になるまで加熱します。この時、表面に小さな泡が浮かんでくるのが目安です。温度が上がりすぎると焦げ付きやすくなるので、こまめに様子を見ながら加熱します。
2. 酢を加える
- 牛乳が沸騰直前になったら、火を止めて酢を加えます。酢は穀物酢を使用すると、風味が強すぎず、まろやかな仕上がりになります。酢を加えると、牛乳が反応して、少しずつ固まり始めます。
- 酢を加えたら、ゆっくりとかき混ぜます。この時、急いでかき混ぜず、牛乳と酢がゆっくりと混ざり合うようにするのがポイントです。
3. ホエイと固形物の分離
- 牛乳が固まり、ホエイ(液体部分)と固形物(豆腐の元)が分離したら、ザルにあけて水分を切ります。ザルの下にボウルをセットして、ホエイが落ちるのをしっかりと受け止めます。
- ホエイを捨てずに取っておくこともできます。ホエイは、スムージーやスープ、パン作りに使える栄養価の高い液体ですので、無駄なく活用できます。
4. 型に流し込む
- 水分を軽く切った豆腐の元を型に流し込みます。型は、お好みの形に合わせて使用してください。おにぎり型や、プリンカップなどでも代用可能です。
5. 冷蔵庫で冷やす
- 型に流し込んだ牛乳豆腐は、冷蔵庫で約1〜2時間ほど冷やします。冷やすことで、豆腐がしっかりと固まり、食べやすくなります。
6. 盛り付けて完成
- 冷蔵庫で十分に冷やしたら、型から取り出し、器に盛り付けます。そのまま食べても美味しいですが、お好みでシロップやフルーツ、黒蜜をかけてデザート風にアレンジすることもできます。
ポイント
- 牛乳の選び方:牛乳は、できれば成分無調整のものを選んでください。成分無調整の牛乳は、クリーミーでまろやかな味わいがあり、豆腐にしたときの口当たりが滑らかになります。
- 酢の種類:酢は穀物酢を使うと、風味が控えめで牛乳との相性が良いです。白酢やリンゴ酢も使用できますが、酸味が強すぎない穀物酢が最適です。
- 温度管理:牛乳を沸騰させる直前に酢を加えることが重要です。温度が高すぎると、牛乳が焦げてしまうので、温度に注意しながら加熱してください。泡が立ち始めたら、すぐに酢を加えるタイミングです。
- 固まり具合:酢を加えてからすぐに固まりが始まりますが、完全に固まる前にかき混ぜすぎると、豆腐が固まりにくくなることがあります。少しずつ固まるのを待ちながら、やさしく混ぜてください。
- 冷蔵庫で冷やす時間:冷蔵庫で冷やす時間は必須です。しっかり冷やすことで、豆腐の食感が引き締まり、食べやすくなります。また、冷蔵庫で数時間保存することができるので、前日から作り置きすることも可能です。
アレンジ
- デザートとして:牛乳豆腐に黒蜜やシロップをかけると、和風のデザートとして楽しめます。フルーツと一緒に盛り付けても美味しく、ヘルシーなスイーツになります。
- サラダとして:牛乳豆腐を冷やしてサラダに使うこともできます。例えば、オリーブオイルとバジル、塩でシンプルに味付けしたり、トマトやきゅうりと一緒に和えたりすることができます。
- チーズ風味:牛乳豆腐にレモンや塩を少し加えて、チーズ風に仕上げることもできます。このアレンジで、軽いカプレーゼサラダ風の前菜にも使えます。
まとめ
「牛乳豆腐」は、牛乳と酢というシンプルな材料だけで作れるのに、驚くほどなめらかで風味豊かな味わいに仕上がります。特別な調理器具も必要なく、誰でも簡単に作れる手軽な一品です。冷蔵庫で冷やすだけで、ふわっとした食感の豆腐が完成します。シンプルだからこそ、アレンジ次第で無限の楽しみ方ができる、万能でヘルシーな料理です。