2024年9月9日に放送されたNHK【きょうの料理】で紹介された「炊き込まない五目ご飯」は、林亮平さんがふるさとの母から受け継いだ愛情たっぷりのレシピです。炊飯器を使わずに、別鍋で具材を煮て混ぜ込む手軽な方法ながら、野菜と鶏肉のうま味がご飯にしっかり絡み、子どもからシニアまで楽しめる優しい味わいが特徴です。
特に、忙しい平日でも短時間で作れるので、家庭料理にぴったりの一品です。
材料(つくりやすい分量)
- 鶏もも肉:80g
- 生しいたけ:3枚(45g)
- にんじん:50g
- ごぼう:30g
- こんにゃく:60g
- A
- 水:カップ2+1/2
- 酒:大さじ1
- ごま油(白):小さじ1
- ご飯(炊きたてのもの):1.5合分
- しょうゆ:大さじ1+2/3
- みりん:小さじ1
作り方
1. 材料の下ごしらえ
- しいたけ:石づきを取って薄切りにします。
- にんじん:2cm長さの細切りにします。
- ごぼう:よく洗い、ピーラーでささがきにしてから粗みじん切りにします。切った後は水にさらしてアクを抜きます。
- こんにゃく:2cm長さの細切りにし、熱湯でサッとゆでます。
- 鶏もも肉:小さめに切ります。
2. 具材を煮る
小鍋に下ごしらえした具材を全て入れ、**A(水、酒、ごま油)**を加えます。落としぶたをして強火にかけ、沸騰したら中火にして5分間ほど煮ます。
3. 調味料を加える
落としぶたを取り、しょうゆ(大さじ1+2/3)とみりん(小さじ1)を加えます。さらに煮汁が少なくなるまで煮詰めます。この段階で具材全体に味が染み込み、煮物としても美味しい仕上がりになります。
4. ご飯に混ぜる
炊きたてのご飯(1.5合分)をボウルに移し、熱々の具材を加えてよく混ぜます。具材を均一に混ぜ込むことで、どこを食べても同じ味が楽しめます。
5. 仕上げと盛り付け
全体が混ざったら器に盛り付けます。好みで三つ葉や刻みのりを添えると、彩りが良くなります。
ポイント
- 具材の切り方
具材はすべて細切りや小さめに切ることで、煮込み時間が短縮されるとともに、ご飯と混ぜた際に馴染みやすくなります。 - ごぼうのアク抜き
ごぼうは水にさらしてアクを抜くことで、煮た際に色が濁るのを防ぎます。また、ごぼうの香りがより引き立ちます。 - こんにゃくの下処理
こんにゃくは湯通しすることで独特の臭みが軽減され、具材全体の味わいを損ねません。 - 煮汁の調整
煮汁を完全に飛ばしすぎると具材が乾燥してしまうため、少量の煮汁を残す程度に煮詰めると、ご飯との一体感が増します。 - 炊きたてのご飯を使用
炊きたてのご飯に混ぜることで、具材の香りと味がよく馴染みます。冷えたご飯を使う場合は、電子レンジで温めてから混ぜると良いでしょう。 - アレンジの可能性
鶏肉の代わりに豚肉やひき肉を使う、または油揚げを加えることで、違った風味を楽しめます。季節の野菜を取り入れるのもおすすめです。
「炊き込まない五目ご飯」は、手軽でありながら、鶏肉と野菜のうま味がしっかり味わえる絶品の混ぜご飯です。炊飯器を使わないので、ご飯を炊く間に具材の準備ができ、時間の有効活用が可能です。また、冷めても美味しいため、お弁当にもぴったりです。ぜひ、日々の食卓でふるさとの味を再現してみてください。