2024年9月4日に放送されたNHK【きょうの料理】で紹介された「志麻さんのミートソース」は、タサン志麻さんが提案する家庭の定番つくりおきレシピです。このミートソースは、材料の旨味を引き出し、時間をかけてじっくりと煮込むことで、深い味わいとコクが生まれます。
特に冷蔵庫で保存しながら、さまざまな料理に活用できる点が魅力です。ここでは、そのレシピを分かりやすく紹介し、作り方やポイントを詳しく解説します。
志麻さんのミートソースの材料（3～4人分）
- 合いびき肉：500～600g
- たまねぎ：1コ（約200g）
- にんじん：1/2本（約100g）
- セロリ：1/2本（約50g）
- にんにく（みじん切り）：1～2かけ分
- 赤ワイン（または水）：カップ1
- トマトの水煮（缶詰・カットタイプ）：2缶（約800g）
- 固形スープの素（洋風）：1コ
- 好みのハーブ（タイム1枝、ローリエ1枚、セロリの葉適量）：適量
- オリーブ油：適量
- 塩：適量
- 黒こしょう（粗びき）：適量
- トマトケチャップ：適宜
作り方・レシピ
1. 具材の準備
まず、たまねぎ、にんじん、セロリをすべてみじん切りにします。これらの野菜は、ミートソースのベースとして風味を出すため、丁寧に刻んでおきます。
2. 野菜を炒める
鍋にオリーブ油大さじ1を入れ、にんにくをみじん切りにしたものを加えて弱火で炒めます。にんにくの香りが立ったら、先ほどみじん切りにしたたまねぎ、にんじん、セロリを加え、塩をひとつまみ加えてじっくりと炒めます。約10分間、木べらで時々混ぜながら炒めて、野菜がしんなりと柔らかくなるまで加熱します。
3. 合いびき肉の下ごしらえ
次に、合いびき肉500～600gに塩小さじ1（肉の重量の約1%が目安）と黒こしょう適量をふりかけ、全体をよく混ぜます。フライパンにオリーブ油大さじ1を熱し、ひき肉を加えて強めの中火で焼き付けます。肉がこんがりと焼き色がつくまでほぐさずに焼き、両面に焼き色をつけたら、脂が多ければキッチンペーパーで拭き取ります。その後、木べらで肉をほぐしながら炒め、炒めた野菜の鍋に加えます。
4. ワインでフランベ
あいたフライパンがまだ熱い状態で、赤ワイン（または水）カップ1を加えます。木べらでフライパンの底に残った肉のうまみをこそげてから、鍋に加えます。この工程は、肉の風味をしっかりと引き出すために重要です。
5. トマトの水煮を加える
鍋を強めの中火にかけて煮詰め、煮汁がヒタヒタより少なくなったら、トマトの水煮（缶詰・カットタイプ）2缶（約800g）と水カップ1を加えます。沸騰したらアクを取り、スープの素1コと好みのハーブ（タイム1枝、ローリエ1枚、セロリの葉適量）を加えて、ふたをして弱火で約1時間煮込みます。
6. 煮詰めて仕上げる
煮汁が多ければ、ふたを外してヒタヒタくらいになるまで煮詰めます。味を見て、必要であればトマトケチャップ、塩、黒こしょうを加えて調整します。ケチャップを加えることで、少し甘みが加わり、味に深みが出ます。
作り置きのポイント
このミートソースは、冷蔵庫で4～5日間保存が可能で、冷凍庫では約1か月間保存できます。冷凍保存する場合は、使いやすい分量に小分けして保存すると便利です。また、冷凍したものを再加熱するときは、少し水を加えると滑らかな状態で戻すことができます。
志麻さんのミートソースの活用法
このミートソースはそのままパスタに絡めるだけでも美味しいですが、以下のようにアレンジして楽しめます。
- ミートソースドリア：ご飯を敷いた耐熱皿にミートソースをのせ、チーズをたっぷりかけてオーブンで焼く。
- ミートソースグラタン：パスタや野菜を入れて、上にチーズを乗せてオーブンで焼く。
- ミートソースピザ：ピザ生地にミートソースを塗り、チーズをトッピングして焼く。
まとめ
タサン志麻さんの「志麻さんのミートソース」は、手軽に作れるのに、じっくり煮込むことで豊かな味わいが楽しめる一品です。冷蔵庫に常備しておけば、忙しい日でも手軽に美味しい料理が作れるので、ぜひ試してみてください。
