2024年11月24日に放送されたテレビ東京系【男子ごはん】で紹介された「富山ブラックラーメン」は、富山県のご当地グルメを代表する一品です。醤油の濃い色合いとキレのある塩味が特徴で、白いご飯と一緒に食べる文化があるほど味が濃厚。
今回は家庭で本格的な富山ブラックラーメンを再現するためのレシピをご紹介します。濃厚なスープ、香ばしい鶏油、太麺との絶妙なバランスが楽しめます。
材料(2人分)
主材料
- 中華麺(太め): 2玉
- 長ねぎ(小口切り): 適量
- メンマ: 適量
- チャーシュー: 適量
- 粗びき黒こしょう: 適量
スープ
- 水: 1400㏄
- 煮干し: 30g
- だし昆布: 12g
- 鶏がらスープの素(半練り): 大さじ2/3
しょうゆダレ
- しょうゆ: 200㏄
- だし昆布: 3g
- 煮干し: 10g
鶏油
- 鶏皮: 250g
作り方
1. スープを作る
- 鍋に水(1400㏄)、煮干し(30g)、昆布(12g)を入れて2~3時間浸します。この時間がスープの旨味を引き出す鍵となります。
- 浸した鍋に蓋をし、ごく弱火で30分ほど煮出します。煮立たせないように注意しましょう。
- 煮出したスープを一度こしてから鍋に戻し、鶏がらスープの素(大さじ2/3)を加えて混ぜます。これでスープの完成です。
2. しょうゆダレを作る
- 小鍋にしょうゆ(200㏄)、昆布(3g)、煮干し(10g)を合わせて中火にかけます。
- 沸騰したら弱火にし、たまに混ぜながら10分ほど煮詰めます。
- 2/3量まで煮詰めたら火を止め、40~50分ほど置いてからこします。このタレが富山ブラックの濃厚な味の要です。
3. 鶏油を作る
- 鶏皮(250g)を適当な大きさに切ります。
- フライパンに鶏皮を広げ、強火にかけます。脂が出始めたら中弱火にし、20分ほどじっくりと加熱します。
- 十分に脂が出たらこし、鶏油として使います。香ばしい香りがスープに深みを与えます。
4. 麺を茹でる
- 中華麺を袋の表示通りに茹で、湯切りします。
- 温めた丼に盛り付ける準備をします。
5. ラーメンを組み立てる
- 丼にしょうゆダレ(大さじ2)、鶏油(小さじ2)、スープ(300㏄)の順に注ぎます。
- 麺を加え、チャーシュー、長ねぎ、メンマをトッピングします。
- 最後に粗びき黒こしょうをたっぷり振りかけ、好みですだちを添えれば完成です。
ポイント
- スープの煮出し方
昆布と煮干しをじっくり煮出すことで、旨味が引き出されます。煮立たせないことで雑味が出ず、クリアな味わいに仕上がります。 - しょうゆダレのバランス
醤油の濃さと煮干しの風味が際立つしょうゆダレが、富山ブラックラーメンの命です。じっくり煮詰めることで深い味わいが生まれます。 - 鶏油の香ばしさ
鶏油は、スープにコクと香りを加える重要な要素です。鶏皮を焦がさないように注意しながら脂を抽出しましょう。 - 仕上げの黒こしょう
富山ブラックラーメンの特徴である黒こしょうは、たっぷりかけるのがポイント。パンチの効いた味わいが楽しめます。 - 太麺の選択
富山ブラックには太めの中華麺がよく合います。スープが濃厚なので、しっかりとした麺がバランスを取ります。
この料理の魅力
「富山ブラックラーメン」はその濃厚な味わいと力強いスープが特徴。白いご飯との相性も抜群で、ラーメンと一緒にご飯を楽しむのが地元流。家庭でも簡単に再現できるこのレシピで、富山の味をぜひ堪能してみてください。